中京行政書士法務事務所

事例

• • 相続全般 /
  • 遺産分割 /
  • 成年後見 /
  • 遺言書 /
  • その他

  公正証書遺言完成間際に遺言者が死亡

  相談内容

  法定相続人は兄、妹。被相続人（母）は自分の面倒を見てくれている妹に遺産を残したかったこともあり、遺言を残すことを決意したが下書きの段階で急死。遺言書の下書きはあるものの、完成していない段階では法定相続となるしかないのかという相談。

  解決

  自筆証書遺言の要件を満たしているか否かを確認してみたところ、それについては満たしてはいなかったが、被相続人は高齢であったため、過去に遺言を残している可能性がわずかながらにあることに着目。
  市内の公証役場に問い合わせをしたところ、10年以上前に遺言公正証書を作成していたことが判明し、その内容は下書き通りであったため、被相続人の意思が反映される相続手続きを行うことが可能となった。
  対応時間については、初回面談時に全てが判明したため通常の遺言書がある場合の手続き通り、1か月半程度で不動産名義変更、預貯金の払い戻しまで完了することが出来た。

  ポイント

  クライアントさんの希望を実現するために、あらゆる可能性を模索して業務を行うことで、通常であれば見逃しがちな利益を最大限お届けする気持ちでの業務遂行が実を結んだ案件でした。